「ここを見捨ててよそに行くわけにはいきません」

市堀さんが住職を務める興禅寺は、2007年の能登半島地震で本堂が全壊しています。そのとき、檀家や地域住民の力で再出発を果たした経緯があります。

市堀玉宗さん「興禅寺の仏さんに心を寄せてくれる信者さんがいる限りは、私もここを見捨ててよそに行くわけにはいきません。そんなつもりも元からありませんしね」と、市堀さんは故郷への思いを語ります。
現在は、8年前に息子に代替わりした輪島市鳳至町の永福寺に隣接する自宅に住み、日々のお勤めを続けています。
SNSへの写真や俳句の投稿も、市堀さんの日課のひとつです。震災後は1か月ほど投稿をやめていましたが、今はほぼ毎日アップロードしています。

市堀玉宗さん「表現の本質っていうのは自己満足ですよ。だから問題はその自己ですよね。人間くさい、生臭い男ですよ、私は」と市堀さんは言い、人間らしさを否定したくないという思いを率直に語ります。











