福井市の小学校がことし10月に行った修学旅行で、休憩の際に立ち寄った高速道路のパーキングエリアで、男子児童1人を乗せ忘れて出発していたことが分かりました。

福井市教育委員会によりますと、児童の乗せ忘れは福井市の豊(みのり)小学校で、ことし10月27日から1泊2日の日程でバス3台に分乗して6年生の児童78人と引率教諭6人が参加した修学旅行中に起きました。京都府から宿泊先の福井県あわら市に向かう途中、トイレ休憩のために立ち寄った滋賀県の名神高速道路・黒丸パーキングエリアで教諭が人数確認を怠ったままバスを出発させ、男子児童1人を乗せ忘れました。その後、児童を見かけたトラック運転手が学校に連絡、別のトラック運転手が途中の米原インターチェンジ近くのコンビニまで送り届け合流したということです。

男子児童にけがはなく、修学旅行も予定通り行われましたが、福井市教育委員会では「本来は、乗せ忘れが起きた場所まで戻るべき」として、豊小学校に対し緊急時対応マニュアルの見直しを指導したほか、13日、安全管理について再徹底を求める通達を市内の小中学校に出しました。