1年の世相を表す漢字を選ぶ「今年の漢字」が12日、京都の清水寺で発表されました。選ばれたのは「戦」という字です。ウクライナ侵攻や相次ぐ北朝鮮のミサイル発射に加え、日常の中でも物価高などとの戦いがありました。

選ばれた今年の漢字は「戦」

一方、街にいる人にとっての今年の漢字は何だったのでしょうか。
フリップに書いてもらいました。

今年付き合い始めたというカップルに書いてもらうと…
「今年の漢字は「会」です。書いた理由は2人が出会った年だから。幸せな1年でした」

「会」を選んだカップル

2人は今年1月、共通の知人を通じてスノーボードに遊びに行ったことがきっかけで、付き合い始めることになったといいます。

次に家族で金沢に観光に訪れていた女性に話を聞くと。
「(選んだのは)「楽」しいです。(サッカーを)現地の観戦とか行って、みんなで一緒になって応援するのが楽しかったです」

「楽」を選んだ女性

今年、J1の柏レイソルのファンになったばかりだといいます。一生懸命応援した1年でした。

そして、今年夢を叶えたという3人組にも漢字を書いてもらいました。

夢を叶えた3人組


「選んだのは「看」です。看護師の国家試験(2月)が今年の出来事として大きかった。(看護師1年目として)不安の強い患者さんも多くて、精神面での看護が今大変」

今年看護師になる夢を叶えた女性

他にも、街のみなさんからは、1年を振り返る様々な漢字が上げられました。

石川で選挙戦制した2人…選んだ漢字は?

また、今年1年、石川県内では多くの選挙戦が繰り広げられた1年でもありました。中でも、石川県知事選と金沢市長選の戦いを制し、初当選を果たした2人にも質問を投げかけてみました。

村山卓 金沢市長
「(選んだのは)「和」です。平和の和、和平の和。職員あるいは市民と対話を積み重ねながら市政を行ってきたと思うので、そういった意味も含めて和という言葉を選んだ」

「和」を選んだ村山金沢市長


馳知事
「私は闘魂の「闘」にしたいと思う。戦い続けた1年でした。闘魂アントニオ猪木さんが亡くなったのも大きい。猪木さんには大変お世話になった、良いところも悪いところも影響を受けた気がする」

「戦」ではなく「闘」を選んだ馳石川県知事

みなさんは「今年の漢字」を一文字選ぶとしたら、一体何を選びますか?