自民党石川県連は8日、金沢市内で会合を開き、来年春の県知事選挙で現職の馳 浩知事を推薦することを正式に決定しました。
会合には国会議員や県議、各地の支部の代表者ら120人が出席し、下沢 佳充幹事長が現職の馳知事と前金沢市長の山野 之義氏の2人から推薦願いが提出された経緯を報告しました。さらに支部との意見交換では現職を支持する声が多数を占めていたこともあわせて報告され、現職の推薦を全会一致で決定しました。
宮下正博総務会長「自民党石川県連として馳知事を推薦することに決しました」

このあと会場入りした馳知事に対し、県連会長の岡田 直樹参院議員から推薦状が手渡されました。
馳知事は「復旧・復興、石川県の成長戦略はまだ十分でなく、さらに前進させるのは私の責任であり自由民主党県連の皆さんとのチーム石川だと思っている」とあいさつしました。

馳知事「(自民党とは)二人三脚で1期目の政策推進を力強くバックアップしていただき、人事も含めて日ごろから相談をしながら取り組んできた。オール石川体制をとれているということが自民党との関係において大きなポイント」

岡田 直樹県連会長
「今回の一本化は(馳知事の)実績の表れであり、我々が一丸となって戦うしっかりとした土台ができたと考えている」

自民が現職推薦を正式決定したことで今後、ほかの政党や団体、会派でも推薦の議論が加速するとみられます。
一方、山野氏は、自民からの推薦を得られなくなったことについて、「公党が判断されたことで真摯に受け止める」とコメントしています。












