去年の能登半島地震で液状化による被害を受けた金沢市の粟崎地区の住民が7日、村山市長に対し現在実施している地籍調査の早期完了などを要望しました。

金沢市北部の粟崎地区は去年1月の地震で液状化が発生道路が陥没し、住宅が傾くなどの被害が出ました。

地下水をポンプで排出して水位を下げる「地下水位低下工法」で復旧を目指していてことし6月からは土地の境界を決め直す地籍調査に入っています。

7日は粟崎校下町会連合会の西澤寛一会長ら町会の代表が液状化対策・ライフラインの本格復旧工事の着実な実行や地域コミュニティ再生への支援などを市に対し求めました。

粟崎校下町会連合会西澤寛一会長「地籍調査がきちんと終わらないと液状化対策や下水道の整備ができないということでできるだけ一番先にやってほしいとお願いしている」

金沢市・村山卓市長「まずは地盤を安定させるための工法に取り掛かっていく。なるべく早く1年単位ではなく数か月単位でも早く元に戻るよう努力したい」

市では特に被害が大きかった粟崎小学校周辺の道路について計画より前倒しで年明けから本格工事に着手する予定です。