11日未明、石川県内灘町で突風が発生し、住宅の瓦や小屋のトタンなどが飛ばされる被害が出ました。けが人はいませんでした。
11日午前3時ごろ、石川県内灘町西荒屋の西荒屋小学校近くで突風が発生しました。消防によりますと、けが人はいないということですが、住宅2棟の屋根や物置のトタンがはがれる被害が出ました。
住民
「揺れた、家が。(隣人は)地震かと思ったと言っていた。風が当たる音で、ドーンという感じだった」
気象庁の機動調査班が午後から現地で状況確認を行った結果、被害の状況から当時の風速は約35メートルだったと推定しました。一方で、十分な情報が得られず、竜巻かどうかは判別できませんでした。
金沢地方気象台 丹下昭彦次長
「(今の時期は)大気の状態が非常に不安定になって、突風などの強い風がふくという現状はよくある」
ことし10月23日には金沢港周辺で竜巻が発生し、約20棟の建物などに被害が発生していて、気象台はこの時期特有の気象状況に注意するよう呼び掛けています。