【既に全国に分布!? 石川県内でも確認】
石川県ふれあい昆虫館の元館長で、石川むしの会の会長を務める富沢章さんによりますと、シナチクノメイガは石川県内でも既に確認されているということです。富沢さんは夜、電球を点灯させて虫を採集する「灯火採集」を県内各地で行っています。富沢さんが県内で初めてシナチクノメイガを確認したのは2022年8月でした。加賀市畑町で採集を行っていたところ、1匹のメスのシナチクノメイガを確認したということです。
その後も県内各地で調査を進めたところ、2023年には加賀市内の他の地域や白山市内で確認したほか、2024年には志賀町、小松市などでも見つかり、今年は珠洲市真浦町でも確認されたということです。
富沢さんは「シナチクノメイガは移動力が強く、全国的に急速な分布拡大をしている可能性がありますね。メスだけでなくオスも確認されているので、今後は石川県内の竹林でも同様の被害が出るおそれがあると言えます。金沢や小松もタケノコの産地なので、もはや他人事ではありません」と警戒を呼び掛けています。











