石川県内の10月の雇用情勢は、有効求人倍率が1.66倍と7か月ぶりに前の月より低下しましたが、全国でも高い水準を引き続き維持しています。
石川労働局によりますと、職を求める人1人に対し、何件の求人があるかを示す県内の10月の有効求人倍率は1.66倍で、前の月より0.03ポイント下がったものの、全国で4番目の水準でした。
このうち、正社員の有効求人倍率は1.29倍と18か月連続で前の年の同じ月を上回っています。また、新規の求人数も全ての産業の合計でみると、16か月連続で前の年の同じ月から上昇しています。
こうした点を踏まえ、石川労働局は県内の雇用情勢全般について、「注意を要する状態にあるものの、持ち直している」とし、今年4月以降、7か月連続で同じ判断を示しています。