9日午後、福井県高浜町の高浜原発で発生した火事は、放射線管理区域の外にある施設で起きたことが分かりました。関西電力では火事の起きた原因を調べています。

関西電力によりますと、9日午後3時ごろ、高浜原発で1号機から100メートルほど離れた、手水路わきにある海水電解装置室の火災報知器が作動しました。

作業員が煙を確認して消防に通報し、火はおよそ30分後に消し止められました。この火事によるけが人はいませんでした。

海水電解装置室は、放射線管理区域の外にあり、海水を電気分解して殺菌力のある次亜塩素酸ナトリウムを発生させる装置で、次亜塩素酸ナトリウムは、海水系統内に付着している海洋生物の成長を防止するために発生させているということです。

関西電力では火の出た原因について調べを進めています。