石川県の最低賃金が1054円に引き上げられたことを受け、賃上げを行う中小企業に向けた県の支援制度の受け付けが17日から始まりました。
県内の最低賃金は、今月から過去最高の上げ幅となる70円引き上げられ、1054円となっています。

県は10億円規模の予算を組み、賃上げを行う中小企業への支援として生産性向上などの取り組みに対する最大100万円の助成金と、地震や豪雨で被災した小規模事業者を対象とする最大50万円の支援金を設けました。

申請は17日から特設サイトで始まり、コールセンターには初日からおよそ100件の問い合わせがあったということです。助成金は来年1月16日、支援金は2月28日が締め切りとなっています。
民間の信用調査会社帝国データバンク金沢支店によりますと、北陸3県で今年4月からの半年間に倒産した企業件数は116件で、前の年の同じ時期に比べ39件増加しています。