味が染みやすく、葉までおいしく食べられるハウス栽培の「金沢だいこん」が5日、初出荷を迎えました。

金沢だいこん葉付きは、筋やえぐみが少なく、色つきがきれいなのが特徴で、金沢市大野地区の4軒の農家が4年前から栽培に取り組んでいます。

ハウス栽培のため虫による被害が少なく、葉も露地栽培と比べてやわらかく食べやすいとされています。きょうは、金沢市粟崎の集出荷場にとれたての大根が並べられ、生産者が専用のケースに箱詰めしていきました。

JA金沢市冬作大根部の吉川康信部長は、「すぐ火が通ってえぐみが少ないのが特徴なので、おでんやクラムチャウダー、シチューに入れるとおいしい」と話していました。

「金沢だいこん葉付き」の収穫は1月末まで続き、今年度は1200ケース・18トンの出荷を目指します。