非常に強い台風22号は、9日(木)の日中は勢力をほぼ保った状態で伊豆諸島付近を東へと進む見込みです。
八丈島では明け方に54.7メートルの最大瞬間風速を観測しました。また、最大風速は34.5メートルと「猛烈な風」になりました。
台風の上陸や通過、接近の際、防災の点では暴風への警戒が必要になってきますが、ニュースなどで伝える際、「猛烈な風」や「非常に激しい風」などの表現があります。暴風の威力はどれぐらいなのでしょうか。
天気予報やニュースで表現される「強い風」や「非常に強い風」などの表現ですが、以下のように区分されています。
風の強さの表現は、いずれも秒速で
・10メートル以上15メートル未満:やや強い風
・15メートル以上20メートル未満:強い風
・20メートル以上30メートル未満:非常に強い風
・30メートル以上 : 猛烈な風
東京・墨田区の本所防災館では暴風雨を体験できるコーナーがあります。1時間に50ミリの「非常に激しい雨」と風速30メートルの「猛烈な風」を体験しました。

中山隼仁気象予報士「暴風が加わるともう目を開けていることもできません。危険な状態で何もできません」