27日に始まった大阪・関西万博「石川の日」。石川県七尾市中島町に伝わる国の重要無形民俗文化財、お熊甲祭が27日、会場で披露されました。青空の下を乱舞した深紅の枠旗の裏には、知られざる新たな挑戦がありました。
大阪の空にそびえ立った、深紅の大枠旗。その演技に込められたのは、地元の中島町の思いだけではありませんでした。

かねと太鼓の音が響く中、男衆が「イヤサカサー」と威勢の良い声をあげて枠旗(わくばた)を天に掲げます。
およそ400年の歴史をもち、毎年9月20日に行われる「お熊甲(くまかぶとまつり)祭」。見どころは、高さ20メートルある枠旗(わくばた)を地上すれすれまで倒す妙技「島田くずし」です。