今年6月、石川県加賀市の60代の男性が、SNS型の投資詐欺被害に遭い現金2300万円をだまし取られる事件がありました。
警察によりますと、今年6月8日、加賀市の60代の男性が動画配信サイト上で、株式投資に関する広告にアクセスしたところ、別のメッセージアプリ上で、株式投資に関するトークルームに招待されました。
そこで男性は、投資のアドバイスをしていると名乗る者から「AIアルゴリズム取引によるシステム化された市場分析でより安定した取引ができる」などと偽の証券サイトを薦められ今年6月30日から8月7日までの間に、指定された複数の口座に6回にわたって現金合わせて2300万円を振り込んだということです。
複数の高額な取引履歴をみた銀行員が投資詐欺を疑ったことで、男性は被害に気づいたということです。
警察は振り込み口座の情報やトーク履歴から容疑者の特定を進めるとともに、会ったことのない人からの投資の話は詐欺と疑うよう呼びかけています。