金沢外環状道路の海側幹線、通称「海側環状」のうち、工事が進められていた大河端町から福久町までの区間が19日開通し、山側環状や国道8号と共に環状道路が完成しました。新しく開通した区間は、特に朝晩の通勤ラッシュで交通量が分散することが期待されていますが、果たして効果はあったのでしょうか。
最後の3.2キロが開通 初日は大渋滞

海側環状は19日、大河端町と福久町の間の3.2キロが暫定2車線で開通し、山側環状や国道8号を介して環状道路がつながりました。

初日は大勢の見物客が詰めかけ、開通したばかりの道路には長い車列ができました。
両端が国道8号と接続 渋滞緩和は?

今回の開通で、海側環状は国道8号と接続し、特に朝晩のラッシュ時の混雑緩和が期待されます。

開通から初めての平日となった21日。普段は津幡町方面から金沢市街へ向かう多くの車が混み合う金沢市福久町では、さっそく国道8号から右折して、開通したばかりの海側環状を通勤に使う車も見られました。

福久町から、新しく開通した区間を走ると、渋滞することなく、5分ほどで浅野川の対岸にある大河端町に到着しました。
森本地区から金沢港へ通勤する男性は「前は20~30分かかっていたが、これからは半分ちょっとでいくのでは。道路も空いていた」と歓迎します。

一方、大河端町から福久町へ通勤するという男性は「これまでぐるっと回って仕事に行っていた。30分以上かかっていたが、ものの5分ほどになった」と話していました。