本格的な冬の訪れに備え、金沢市内では街なかの木を雪の重みから守る雪吊りの取り付け作業が始まりました。

金沢市では冬の間、北陸特有の湿った雪の重みから守るため、街路樹や公園などの木に雪吊りを施しています。毎年初日は金沢駅・鼓門(つづみもん)のクロマツから作業が行われますが、天候の影響で今年は地下の中庭から始まりました。


市から委託された造園業者が、高さ8メートルの支柱から放射状に伸ばした縄で枝をつるす、伝統的な「りんご吊り」の技法でクロマツに雪吊りを施していきました。

東京から来た人は…
「兼六園とかこういう雪吊りが有名じゃないですか、初めてやっている作業が見られてラッキーでした。すごいですね、縄の結び方。慣れていらっしゃるなと」

金沢市緑と花の課 谷村亮輔技師
「雪吊りは金沢のひとつの伝統的な文化でもあるので、見た目も美しいので見て楽しんでもらえれば」

金沢市では、来月19日までに市内の公園や道路わきにある、およそ6万本の街路樹に雪吊りを施します。