捜査は難航 解決信じる両親は還暦に

石川県警はこの事件を「最重要課題」と位置づけのべ5万3000人の捜査員を動員。2022年には現場付近で目撃された男性の似顔絵を公開し、事件解決への糸口を探し続けています。

目撃された男性の似顔絵

石川県警察本部捜査第一課・宗末勝英課長「(捜査難航の理由は)被害者の交友関係が広いことや、犯人の犯行動機が絞り切れない点が挙げられる。これまでに得られた情報や証拠の分析、掘り下げ捜査、遺留品の鑑定など徹底した科学捜査を推進していく」

17年間、街頭に立ち続けてきた両親は、亡き息子の無念を晴らすため、犯人逮捕のその日を待ち続けています。

母・真由美さん「清勝と約束しました。必ず無念は晴らしてもらうと」

父・充史さん「これを最後にしたい、これで犯人検挙に繋がって最後にしたいといつも思っている。この事件まだ解決してないよということで犯人を追い詰めていきたい」

両親も今年還暦を迎え、今後捜査がさらに長期化することや事件が風化することを危惧しています。期待するのは科学捜査の進展で、母・真由美さんによりますと清勝さんの私物は事件当初から全く戻って来ず、警察のもとにあるままだそうで「そこから何か解決の糸口が見つかると信じている」と話していました。

事件に関する情報は、金沢中警察署076-222-0110で受け付けています。