石川県能美市の住宅街で16日朝、体長およそ50センチの子グマ1頭が目撃されました。周辺でクマが目撃されるのは5日連続で、市が捕獲用のおりを設置するなどして対応に当たっています。
能美市によりますと、16日午前8時半ごろ、能美市の松が岡交差点近くで、近くに住む女性から「クマが近くにいた」と市に連絡がありました。クマは交差点を南に向かって歩いて行ったということで、けが人はいませんでした。消防などがパトロールに当たっていますが、これまでのところクマは見つかっていません。
現場は芳珠記念病院から南西におよそ400メートルの住宅や山林が広がる地域です。
能美市によりますと、市内では6日からクマの目撃情報が相次いでいて、特に12日以降は周辺の緑が丘地区などで5日連続でクマが目撃されています。これまでに目撃されたクマは、体長およそ50センチと、80センチから1メートルと情報にばらつきがあるものの、市は同一個体の可能性もあるとしています。
市は、クマを捕獲するためおりを設置するとともに、消防と連携してパトロールを行うなどして対応にあたっています。