観光客の急激な増加が、地域住民の日常生活などに支障をきたす、いわゆる「オーバーツーリズム」の問題。自治体や観光業の関係者らでつくる会合が2日開かれ、石川県内の一部の観光地から、深刻な現状について対策を求める声が上がりました。

県によりますと、2024年の県内の日本人を含む観光入り込み客数は、能登半島地震の影響で前の年から12.4%減った一方、外国人ののべ宿泊者数は110万6千人に上り、県が2032年までの目標としていた100万人の大台を、前倒しで達成しています。

こうしたなか県庁では、県と金沢市をはじめ観光地の代表者などおよそ20人が集まり、今年の桜シーズンやゴールデンウィーク期間中の観光地の状況について、意見を交わしました。