23日午後1時すぎ、金沢港の近くで竜巻とみられる突風が発生し、20軒の建物に屋根の一部が飛ばされるなどの被害が出ました。

23日午後1時すぎ、金沢港近くの金沢市五郎島町で「竜巻で電線や瓦が飛んだ」などと近くにいた男性から消防に通報がありました。

市や警察によりますと、建物の屋根の一部がはがれるなど20軒の建物に被害が出たほか、飛んできた物で車のガラスが割れるなどしました。

けが人は確認されていません。

また金沢港では御供田ふ頭のコンテナヤードに積み上げられていたおよそ20個のコンテナが風にあおられ崩れました。コンテナを管理している会社によりますと、コンテナの中身は空だったとみられ、24日以降、撤去作業を進めるということです。

当時、加賀地方は寒冷前線に湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が非常に不安定になり、金沢地方気象台は23日午後1時3分に竜巻注意情報を発表していました。

気象庁は、突風が竜巻だった可能性があるとして、24日、現地に職員を派遣し、詳しい調査を行うことにしています。