老朽化が進む小松市民病院について、建て替え計画を審議する委員会が建設基本構想を取りまとめ、28日市長に手渡しました。
現在の小松市民病院本館は、1989年4月に開院しましたが、35年あまりが経過し、施設の老朽化が課題となっています。
2024年8月、医師会や地元住民の代表らからなる委員会が設置され、専門的な立場などから建て替え計画を審議してきました。28日、市役所には小松市医師会会長の村井裕委員長らが訪れ、宮橋勝栄市長に基本構想を手渡しました。

新たな病院は現在の敷地内に建設され、病床数は258床から273床前後。
高度医療や救急医療の強化・充実を図るほか、災害時の拠点病院となることも盛り込んでいます。
小松市民病院建設基本構想策定委員会・村井裕委員長「人口減少に対応した建て方も想定している。災害、南加賀では水害も起こったし大地震も起こりかねない。救急を充実させるために、救急を2階に設置するとか電源を屋上に上げるとかという基本構想もされている」
小松市・宮橋勝栄市長「地域全体としての持続的な医療体制の構築ということを主眼に置いてこれから検討していきたい」
新たな小松市民病院の総事業費は230億円から250億円ほどと見込まれ、2031年度の完成を目指します。