自民党の総裁選がきょう告示されます。既に出馬を表明した5人はきのうも視察などを行い、各地で支持を訴えました。

自民党の総裁選はきょう告示され、来月4日に投開票がおこなわれます。「党員投票」も含めたいわゆる「フルスペック型」で実施され、国会議員票295票と党員票295票のあわせて590票を争います。1回目の投票で過半数を得る候補者がいなかった場合には、上位2人による決選投票となります。

総裁選はすでに出馬表明をしている茂木前幹事長(69)と小林元経済安全保障担当大臣(50)、林官房長官(64)、高市前経済安全保障担当大臣(64)、そして小泉農林水産大臣(44)の5人の争いになる予定で、5人はきのうも視察や座談会を行うなどして支持を訴えました。

今回の総裁選では物価高対策のほか、野党との連携のあり方などが論戦の主要なテーマになるものとみられます。

一方、小泉氏はきのう、自らが総理に就任した場合の早期の解散・総選挙を否定しました。「自民党の内輪もめで国会を開催できず、政策の遅れを招いてしまっていることの反省を示さなければいけない」などと述べました。

茂木氏、小林氏も同様に早期の解散を否定しています。