次世代を担う料理人の発掘・育成を目指す、全日本高校生「WASHOKUグランプリ」の決勝大会が6日、金沢で開かれました。
5回目となる今年は全国から21校48チームが応募し、レシピを評価する一次審査を通過した6チームが決勝大会に進みました。
2人1チームで石川県内からは七尾市の鵬学園高校調理科3年の小西美月さんと平野樹里さんが出場しました。

今年のテーマは「出汁を使った和食」。
調理時間は70分で、食材費は3食分、3200円以内です。
鵬学園高校は「石川の幸いっぱい御膳」と題して、郷土料理「鯛の唐蒸し」をアレンジした「いかの唐蒸し」や、「さざえめし」など6品目を作りました。

審査の結果、鵬学園高校チームは審査員特別賞に選ばれました。
平野樹里さん「地震の影響でエントリーをあきらめた仲間の分まで頑張ろうと思った」
小西美月さん「縁起ものの料理や縁起の良い食材を使った料理を作って料理全体が復興へつながるように工夫しました」

グランプリは石川県の郷土料理を参考に広島の食材で治部煮などを作った広島県立総合技術高校が獲得しました。

鵬学園高校には副賞として金沢市内の料亭での実地研修や食事体験がプレゼントされました。

【審査結果】
《グランプリ》
広島県立総合技術高校「Wミミ」
《準グランプリ》
三重県立相可高校「ミエマイモン」
沖縄県立浦添工業高校「ハイビスカー’s」
《審査員特別賞》
鵬学園高校「幸あられ」
三重県立相可高校「おも~さまきときと」
三重県立相可高校「おいないさん」