大好きな店や工場、家を失った2人に、金沢で会計士として働いている孫の護さんがシェアキッチンでの臨時営業を提案しました。

高野護さん「ばあちゃんが「60年間ケーキ屋をやってきたけど結局、最後は何もなくなってしまったわ」という風に言ってて。うちのお菓子のことを好きでいてくれるファンの人もいるし僕自身もファンだし。そういう人たちが残ってるんだよってわかってほしいなと」

母・高野貴子さん「はじめは渋々だったんですけど、やっぱりやりだすと楽しい」

使い慣れない設備に戸惑いながら仕込みを進めますが、IHコンロの上に金属のボールを置き焦がしてしまいました。

母・貴子さん「勝手が違うと難しい?」祖母・美智代さん「難しい」

再開に向けてケーキ作りを練習した護さんも、もちろん戦力の1人です。

高野護さん「一番の目的は2人に元気になってほしい。いっぱい売れてほしいっていうのもあるけど、何より楽しくするのが一番大事かな」