能登半島地震で被害の大きかった輪島市で複数の小学校合同での入学式が8日開かれ、新1年生の元気が声が響きました。輪島市では、地震でいまだ校舎が使えない小学校が多く、6つの学校の入学式は消防署の建物を使って行われます。

校舎が被災した輪島市内の小学校では消防署の建物で入学式


式は3校ずつ2回に分かれ行われますが、鳳至、大屋、河原田の3つの小学校の入学式にはあわせて27人の新1年生が出席し、ひとりひとりの名前が呼ばれると児童たちは元気な声で返事をしていました。

鳳至小学校・山岸多鶴子校長「いつもと違うからこそ経験できることがいっぱいあります。楽しく元気に過ごしていきましょうね」
新1年生「お勉強をがんばりたい」「(楽しみなことはある?)けん玉!」
保護者「6年間で輪島の街中も変わっていくと思うので、学校に通いながら子どもの目で見てもらいたい」

9日からの授業は輪島中学校の空き教室を使用して行われ、2学期以降は現在建設中の仮設校舎で行われる予定です。