卒業式を翌日に控えた能登町の小・中学校で、給食に記念のお祝いメニューが提供されました。腕を振るうのは地震で被災し営業ができなくなった能登の料理人たちです。

8日に届いた給食の箱。女子生徒からは「…えっ?やばっ…!おいしそう」といった声。

石川県能登町の松波中学校で、8日の給食に提供されたのはジューシーな煮込みハンバーグと、野菜がたっぷり入ったミネストローネ。そして、イチゴのショートケーキです。

提供された給食

9日卒業式を迎える3年生にとっては学校で食べる最後の給食となることから、卒業を記念した特別メニューが用意されました。食べ盛りの中学生とあって、おかわりする生徒も現れるなどたのしい時間となりました。

生徒からは「ありがたいです」と言った声や「こんなおいしいものを食えると思わなかったのでうれしいです」との声が聞かれたほか、「ケーキ出るとは思っていませんでした」と喜ぶ生徒も見られました。

満足げな生徒たち

給食の時間中、担任の先生からは「教室でこうやって揃って食べるのは最後なので、今までのことを思い出しながら食べてくれると良いかなと思います」と呼びかけられました。