能登半島地震により避難生活を続ける被災者に、家具や衣類などを配布する取り組みが金沢市の小学校で行われています。金沢市にある四十万小学校の体育館では、配られている生活必需品はすべて無料で持ち帰ることができます。

MRO北陸放送・兵藤遥陽アナウンサー「冷蔵庫などの家電から食器、子どものおもちゃまで、幅広い生活用品がそろっています」
これらは地震で2次避難を余儀なくされた被災者の生活を応援しようと県内外から寄付されたものです。取材した日も家電や家具などが次々と持ち込まれ、「電子レンジ、きれいなレンジのきたよ」「うちのレンジよりきれいやわ」といったやりとりが交わされていました。

無料配布はNPO法人「みんなの畑の会」が企画。避難所に持ち込まれる支援物資には、今後の生活に必要な家電や食器などがないことから、もっと実用的な物の提供が必要だと感じ、先月12日から生活用品の無料配布を始めました。これまでに500人ほどの利用があったということです。
NPO法人みんなの畑の会・西田敏明 代表理事「最低30、40万買わざるを得なかった。その30、40万はものすごくつらいお金であることは事実。もっと早くできたらよかった」