奈良市の小学校でインフルエンザの集団発生があり、1クラスが学級閉鎖となりました。

奈良市保健所によりますと、市内の小学校で9月1日(月)までに児童13人が発熱などの症状を訴えました。医療機関で検査した結果、13人全員がインフルエンザA型と判明したということです。

これを受け、学校側は感染拡大を防ぐため、9月1日(月)から2日(火)までの2日間、1クラスを学級閉鎖とする対応をとりました。

8月31日(日)から季節性インフルエンザの2026/2027年の新シーズンと設定されていますが、今回の事例は今シーズンで奈良県内初の集団感染だということです。

奈良市保健所によりますと、この時期にインフルエンザの集団発生が起きるのは珍しく、ここ5年で最も早い時期の発生だということです。
※直近の事例では、2022年が1月、2023年と2024年が10月、2025年が9月12日でした。

直近1か月のインフルエンザ定点当たり患者報告数の推移を見ると、8月17日(月)から8月23日(日)までの第34週において、全国平均は1.11となり流行期入りの目安とされる「1」を超えて全国的に流行しています。

一方、奈良市内は0.27、奈良県全体でも0.38にとどまっており、保健所は「奈良市内ではまだ流行といえるレベルではない」としています。

保健所は「予防接種がまだ行われていないタイミングであり、インフルエンザにかかりやすい状態となっている」と注意喚起しています。

感染対策として、換気、消毒、距離の確保、必要な場面でのマスク着用といった基本的な感染症対策の徹底や、石けんと流水による手洗い、アルコール製剤による手指消毒の実施を呼びかけています。また、少しでも体調が悪い時は外出を控え、高齢者や基礎疾患のある人など重症化する可能性が高い人に対しては、予防接種の検討を促しています。