国の品種改良と都道府県の「ブランド戦略」

果物の品種改良には、国が行うものと各都道府県が行うものの2種類が存在します。
国による品種改良は、全国の農家を支援することを目的としているため、「ある程度どこでも育てられ、誰が食べてもおいしい」ものを目指して作られます。しかしその反面、どこでも作れるために価格競争に巻き込まれやすく、自地域だけで高く売ろうとすることが難しいという側面があります。
一方、都道府県による品種改良は、それぞれの気候や風土に特化した品種を生み出します。梨は南は九州から北は秋田まで広く作られていますが、地域ごとの気候に合った品種を作り、特徴を持たせることでブランド化を狙えます。
多少価格が高くても「おいしいから買いたい」という消費者を獲得する戦略であり、「なしおとめ」はまさに兵庫県が初めて作ったオリジナルブランド梨なのです。














