滋賀県は、腸管出血性大腸菌感染症が頻発していることを受けて、感染の予防や拡大防止を図るため、14日、県全域を対象に「腸管出血性大腸菌感染症多発警報」を発令しました。今年度、県がこの警報を出すのは初めてです。

滋賀県では、月曜日から日曜日までの7日間で、県内で1週間に3人以上の感染者が発生した場合などに「腸管出血性大腸菌感染症多発警報」が発令されることになっています。

県によりますと、今月10日から16日までの間、滋賀県内で5人の感染者が確認されたということです。5人は同居している家族ではなく、無症状でもないことから、警報の発令基準を超えました。

警報の発令期間はきょう14日から翌週の日曜日にあたる23日までで、県は感染症への注意や拡大防止を呼びかけています。

腸管出血性大腸菌感染症は3日から8日ほどの潜伏期間を経て発病することが多く、主な症状は激しい腹痛や頻回の水様便、血液の混じった下痢などです。

発症した人の6%から7%は、症状があらわれてから数日から2週間以内に、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重症合併症を引き起こす場合があるということです。  

滋賀県は感染防止対策として、調理前の十分な手洗い、食肉などの十分な加熱処理(中心温度75度で1分以上)、生肉を食べることを避けることや、焼肉などの際に生肉を扱うはしと食べるはしを分けることなどを注意喚起しています。

また、排泄の介助やオムツ交換の際の手洗い徹底、子どもに対する食事前の手洗い指導を行うよう呼びかけています。