和牛オーナー制度をうたった「安愚楽牧場」が経営破綻し、出資者らが国に賠償を求めた裁判で、国に約3億7900万円の賠償を命じた大阪地裁の判決を不服として、国と原告の一部が控訴しました。
栃木県那須塩原市に本社を置いていた「安愚楽牧場」の元社長らは、繁殖牛の数を水増しして出資を募ったものの経営破綻し、約4200億円の被害を出したとされています。出資者ら約140人は国に約4億3200万円の賠償を求めて提訴していました。
大阪地裁は先月30日の判決で、「農水省が立ち入り検査した際、繁殖牛が相当数実在しないことを疑わせる事情を認識したが、さらなる調査を怠った」と指摘。「農水大臣は2009年3月末には安愚楽牧場に対し業務停止命令を出すべきだった」として「違法」と判断し、国に約3億7900万円の賠償を命じました。
この判決を不服として国側は12日付で、原告側の一部も10日付で控訴しました。











