祇園祭の暑さ対策 その1 宵山は「人いきれ」に要注意

祇園祭には毎年多くの人出があり、去年(2025年)は16日の宵山に約24万人、17日の山鉾巡行には約14万人が訪れたとされます。

宵山とは、山鉾巡行を前にした前夜祭のようなもので、特に夕方からは四条通や烏丸通などの大通りが歩行者天国となり、屋台なども出されて賑わいます。夕方から夜の時間帯に楽しむ人が多いため、日中に比べると熱中症のリスクも低いように感じるかもしれませんが、夜9時でも気温が30℃を下回っていないような年もあり、油断はできません。さらに、非常に多くの人が集まることによる「人いきれ」にも注意が必要です。

 「人いきれ」とは、大勢の人が集まることで、体温や汗の蒸発、呼気などの影響を受け、気温や湿度が上がって蒸されるような状態になることです。漢字で「人熱れ」とも書きます。むんむんとした熱気に包まれ、熱中症のリスクが高まります。

京都は細い小路も多く、山や鉾、露店が並ぶ場所では、すれ違うのが難しいくらいに人が密集することがしばしばあり、この人いきれが心配です。ひと筋ずれるだけで人出が大きく変わり、歩きやすさも違ってきます。体調がすぐれないと感じたら、すぐに人混みから離れるようにしてください。