「祇園祭の前か後」京都の熱中症搬送者数は梅雨明けのタイミングで決まる?
実は、京都市内の熱中症搬送者数は、祇園祭と大きな関係があるとされています。
梅雨明けが祇園祭の前祭より前になるか後になるかによって、搬送者数のピークが変わってくるという研究データがあります。京都市の熱中症搬送者数の季節推移傾向は、多くの年で7月中旬と8月初めにピークがあり、7月のピークは祇園祭前後と対応しています。
ただ、梅雨明けが7月17日より後になった年は、このピークが出現しないということが明らかになり、梅雨明け直後の暑熱順化不足のタイミングで多くの観光客が祇園祭に訪れるという状況で、熱中症の患者が急増することを強く示唆しているといいます。
図の左の棒グラフを見ても、搬送者数が突出しているところがありますが、これがまさに7月17日、前祭の山鉾巡行の日なのです。今年は既に梅雨明けしていますから、熱中症に厳重な警戒が必要だと言えるでしょう。

左)7月のピークがより顕著であった5年(2011,2012,2017,2018,2023)と、右)8月のピークがより顕著であった5年(2012,2013,2015,2016,2019)の比較
提供:総合地球環境学研究所 京都気候変動適応センター











