過料2万円に込められた強いメッセージ

 姫路市が路上喫煙の禁止区域に指定しているのは、世界遺産・姫路城の前からJR姫路駅へと続く「大手前通り」などです。今回の改定からは、紙巻きたばこだけでなく新たに加熱式たばこも対象に含まれることになりました。

 市がここまで厳しい措置をとる背景には、「ポイ捨て」問題があります。禁止区域内で市が毎月実施している吸い殻の計測では、少ない月でも200本、多いときには300本ほどが確認されており、マナーの改善が喫緊の課題となっていました。

 しかし、7月1日から始まったこの取り組みで、初日の午後3時半時点で実際に2万円を徴収されたケースは「ゼロ」でした。口頭による勧告(注意)が2件あったのみです。

 実は、この過料徴収には段階的なプロセスが設けられています。禁止エリアを巡回する指導員が違反者を見つけた場合、いきなり「2万円を払いなさい」となるわけではありません。

 指導員2人~5人で巡回
  ↓
  ↓路上喫煙を発見
  ↓
 口頭による勧告
  ↓
  ↓従わない
  ↓
 書面による命令
  ↓
  ↓従わない
  ↓
 過料2万円

 このように過料の適用へと進む仕組みです。