「不足を把握するのが難しい」“ナフサ”には複雑な特有の事情が…

 ナフサの用途はポリ袋、家電製品、車のバンパーなどのプラスチック製品、さらには注射器やマスクといった医療にかかわるものまで多岐にわたっています。

 このため小嶌教授は、ナフサは「どこで不足しているのか、どこが足りているのか、それを把握するのが非常に難しい」と指摘。そのうえで、全体量としては足りていても、特定の製品を作るための「材料の1つ」が欠けるだけで、製造ラインがストップしてしまうというナフサ特有の複雑な構造を説明しました。

 「全体として足りているということと品物がちゃんと届くということは同じではない、ということです」(小嶌教授)