「ドングリ好きは本当か?」時にはクマに襲われそうになりながら…地道なフン調査

兵庫県立大学の藤木大介准教授らの研究チームは、「そもそもクマは本当にドングリが一番好きなのか?」という根本的な疑問から、クマが実際に何を食べているのかを正確に把握するため、約6年間にわたりクマの生息域で「フン」を拾い集めるという調査を敢行しました。
「コスパは悪いしリスクも大きい」それでもフンを拾い集め…
藤木准教授曰く、クマのフン収集は「コスパは悪いしリスクも大きい」命がけの調査です。これまでに10回以上クマと遭遇し、一度は休憩中に目の前までクマが迫るという危機的な状況も経験したといいます。その際はクマが逃げてくれたため事なきを得たということですが、こうしたリスクを背負いながら、1日歩いても1個も見つからない日もあるなかで、計600個ものフンを集めました。

クマは消化力が比較的弱いため、食べたものがフンに出てきやすいという特性があります。収集したフンの内容物を詳細に分析した結果、兵庫県北東部の個体群について、これまでの定説を覆す実態が判明したというのです。














