異様な雰囲気に包まれた南丹市へ

3月26日、私は大阪から応援記者として南丹市に入った。市立園部小5年の安達結希さん(11)が行方不明となっていると発表された翌日だった。

各社の記者が警察署前や小学校前にこぞって張り付くなか、私は手がかりを求めて警察車両の動きを追い、府立るり渓自然公園の方面へと向かった。

すると、観光者向けの駐車場に停まっている京都府警の濃い水色のバンを発見。さらに県道から分岐し、車が2台すれ違うのがやっとの狭い道をおよそ10分進むと、坂の上に建つ一軒の住宅の前に2台の警察車両が停まっているのを見つけた。

「ここが結希さんの自宅に間違いない」

私は意を決して、急な坂を登り玄関へと向かった。