戦後~バブル期に大量植樹 ソメイヨシノが辿った歴史

 なぜ今、各地で“高齢化”の問題が起きているのでしょうか。それは、日本の桜の代名詞である「ソメイヨシノ」が歩んできた歴史に由来します 。

 勝木氏によると、約200年前の江戸時代に染井村(現在の東京・豊島区駒込の周辺)で発祥のソメイヨシノ。明治時代以降に全国へ広がりました 。

 特に戦後からバブル期にかけて、戦後復興の願い高度経済成長期の緑化政策などのため大量に植樹され、全国で見られるようになりました 。

 ソメイヨシノは受粉して種を作ることができず、「接ぎ木」などで増やされます。全て同じ遺伝子をもつため、条件がそろえば同じ時期に開花します。

 接ぎ木苗が安価であることや、3年ほどで大きく成長(ほかの桜なら6年かかることも)したこともあり、急拡大していったということです。