■全県実施 九州では鹿児島だけ
全国的にみると、土曜授業は減る傾向にあります。

国の調査では実施している公立の小・中学校は2018年度が26.3%でしたが、昨年度は、小学校11.3%中学校11.9%と1割程度にとどまっていて、全県で実施しているのは九州では鹿児島だけです。
廃止の理由はさまざまですが、今年度廃止した三重県名張市は、要因の一つに「教員の働き方改革」を挙げています。
(県教職員組合 田中誠書記長)
「働き方改革にも逆行している」
県教職員組合が昨年度行った調査では、土曜授業について、84%が「実施しなくてもよい」と回答。
「部活もあり12日連続勤務になった」「自分の子どもの行事いけない」
「通常授業と一緒で意義があるのかわからない」
などの声がありました。
アンケートからは、子どもたちへの負担も見えてきたといいます。
(県教職員組合 田中誠書記長)
「週明けの子どもたちの様子がおかしい」「子どもたちも疲れている。子どもたちに私たちが視線を傾けていなかった思いがあった」
「(土曜授業が)画一的に運用されているのではと懸念している」








