昭和100年にあたる今年シリーズでお伝えしている「昭和からのメッセージ」です。今年で、鹿児島市電は、運転開始から97年を迎えます。
通勤通学など市民の足として、また、観光客の移動手段として走り続ける市電の歩みとふるさとのつながりを見つめます。
「次は天文館通り、天文館通りでございます」
鹿児島駅前と谷山の間を結ぶ鹿児島市電。日本最南端の路面電車です。

(乗客)
「毎日乗っています」
「自分の足みたいなもの、運転をしないので」
「知った顔はいないか見ます。それぞれの顔を見て、この人はどのような人生を歩んできたのか」
鹿児島市電の歴史は、大正元年に始まりました。

当時の運営会社「鹿児島電気軌道」が、武之橋と谷山の間で営業運転を開始。昭和3年に鹿児島市が路線を買収し、「鹿児島市電気局」を設置したことで、現在の鹿児島市電が本格的にスタートしました。
当時の料金は、1区間2銭、通行税1銭。乗員は運転士のほか、車掌もいました。

 
           
   
  









