
(記者)「なかなか直に見る機会がないパイプオルガンの製作現場。見学会参加者も興味深そうに見つめています」
今月25日、県は事前申し込みで先着100人に見学会を開き、パイプオルガンの組み立ての様子を初めて公開しました。

使われるパイプは金属製と木製があり、あわせておよそ1800本あります。重さはおよそ15トン。高さ7.5メートル、幅8.8メートル、奥行きは3.2メートルです。
どの音を鳴らすかを選ぶストップと呼ばれる装置は43あり、鍵盤は手元に3段、足元に1段設置されます。
(ヤマハ・パイプオルガン担当 加藤裕太さんの説明)「両脇に穴が空いていますが、そこに大きいパイプが入ります。そこはペダル部と言って足鍵盤で演奏する部分になります」

見学会は整備までの経緯や楽器の特徴、内部を映像で映して音が出る仕組みなどの説明があったほか、ルクセンブルクから訪れている4人の製作者も紹介しました。
(参加者の親子)「思ったより大きかった」
「こんな仕組みで音が鳴るんだなと知ることができた」
(Q.音が気になるのでは?)「気になりますね。娘も聴きに来たいと言っていたのでぜひ聴けたらと」
(参加者)「(組み立ての様子は)見ることないので、とてもうれしい。すごく期待をしていた」
(参加者)「これからも、ますます音楽を発展させていただければありがたい」