日本航空が2月から、高知龍馬空港で使用している作業車にバイオディーゼル燃料を導入しています。

こちらがバイオディーゼル燃料です。四国内の飲食店などから回収された天ぷら油などの廃棄された油から作られています。植物由来であることから車やトラックなどに使われる石油の代替燃料として注目されています。

このバイオディーゼル燃料を高知龍馬空港で今月から導入したのが日本航空です。日本航空ではおととし4月から二酸化炭素削減の一環として所有する作業車にこの燃料を使用していて高知龍馬空港は国内で9か所目です。

燃料は2台の作業車に使われることになっています。9日朝、作業員たちがポリタンクで燃料を入れ、早速、東京からの到着便の荷物を運搬していました。この燃料を1リットル使用するとこれまでの軽油と比べ、2.62キログラムの排出量削減の効果が見込めるということです。

(日本航空高知支店 山中謙治 支店長)
「空港の車両は化石燃料の使用が多い。今後は空港車両は電動化や水素燃料を使う開発も進んでおりますので、それも合わせた形で、この燃料も選択肢としてミックスで進めていければ」

日本航空は今後も、環境に配慮したエネルギー活用を進めていくとしています。