高知県南国市にある警察学校で初任科生の卒業式が行われ、新人警察官たちが新たな一歩を踏み出しました。
警察学校を卒業したのは28人の初任科生です。初任科生たちは去年4月に入校。およそ300日間、法律や逮捕術を学んだほか、現場を想定した実践的な訓練などを行ってきました。式では県警の高清水善弘(たかしみず・よしひろ)本部長が「初心を忘れず『強く優しい警察』を体現していただくことを期待している」と激励の言葉を送ったあと、初任科生を代表して中田寿和(なかた・ひさかず)さんが答辞を述べました。

(中田寿和さん)
「はじめて制服に袖を通した日の感動を、決意を忘れず全力で職務に邁進してまいります」
30日付けで県内10の警察署に配属された初任科生たち。4カ月間、それぞれの警察署の現場で経験を積み、6月に再び、「初任補修科生」として入校する予定です。
(高知警察署配属 細木彩帆さん)
「中学校の時の職場体験で女性警察官が担当してくださって、その方が優しくて自分もそういった女性警察官になりたいと思い志望した。女性警察官がいることで市民の方に少しでも気軽に相談してもらえるよう務めていきたい」
(高知南警察署配属 中田寿和さん)
「県民のみなさまに信頼される警察官になりたいと思う」
式の後、初任科生たちは保護者や教官らに見守られながら、警察学校をあとにしました。