高知県内で去年1年間に起きた交通事故は975件で、23人が死亡しました。死者数は1952年に統計を取り始めて以来、最も少なくなっています。

高知県警の調べによりますと、県内で去年1年間に発生した交通事故は975件で、前の年より32件多くなりました。

コロナ禍前に比べ件数は減少傾向にあるものの、県警は新型コロナの5類移行により外出が増えたことが要因として挙げられる可能性があるとしています。

一方で死亡事故は22件、死者数は23人と1952年に統計を取り始めて以来、最も少なくなっています。死亡した23人のうち11人がいずれも高齢者で、中でも歩行中の3人は夜間に横断歩道のない道路を横断していて事故にあったということです。

高知県警は「今後も関係機関との連携を強化するとともに、事故防止に向けた啓発活動などを続けていきたい」としています。