黄金色の稲穂がまぶしい時期です。高知県四万十市で地域ブランドの日本酒の原料になる米を小中学生らが収穫しました。

四万十市北部の山に囲まれた富山地域。盛んな米づくりで地域を活気づけようと、6軒の生産者が地域ブランドの日本酒の原料となる酒米を栽培しています。西村悦男さんの田んぼでは、今年は台風やイノシシによる被害で実った米は例年の半分ほどだといいますが、黄金色に実った稲が、収穫の時期を迎えました。

22日は実りに感謝して神事を行ったあと、地元、大用地区の小中学生や園児も加わって稲刈りをしました。小どもたちはノコギリ鎌を手にぬかるむ田んぼに入り、稲穂を切り取っていきます。

「泥だらけで刈りにくいけど倒れている所は機械で出来ないので手で刈って手助けしたいと思っています」
「これから大切なお酒になるよう願ってやっています」

収穫した酒米は四万十市の「藤娘酒造」が純米吟醸「とみやま」として完成させ、いま募集しているオーナーに届けられます。