舞台の3方向を囲うように客席を構える公演が13年ぶりに復活します。高知県内では9月、初めて上演されます。

2010年に名古屋で初めて上演された「りすん」が13年ぶりに上演されます。今回は、三重、愛知、高知を巡り、高知での公演は初めてです。

「りすん」は、がんにおかされ入院中の少女と、兄妹のように育った青年との病室での会話を描いています。舞台上舞台となっていて、客席も舞台上にあり、舞台の3方向を囲うように客席があるのが特徴です。

13年前の公演が好評だったことから再公演が決まったという「りすん」。脚色・演出を担当した天野天街(あまのてんがい)さんに作品の見どころを聞きました。

(「りすん」脚色・演出 天野天街さん)
「ベッドとイスと入口しかほぼ舞台にはない。3方向から客がのぞいている状態の舞台。鼻の先で見てはいけないものを見ているような感じがしてくる作品。もうそのまま見たまんま楽しんでいただければと思う。見たまんまですね」

舞台「りすん」は、9月30日と10月1日に県民文化ホールで上演されます。