高知県北川村のモネの庭で青いスイレンが咲き始めました。凛とした姿で、訪れた人たちの目を楽しませています。

北川村のモネの庭ではこの時期草木が青々と茂り、濃い色の花が多く咲いています。そんななか、水の庭では先週から青いスイレンが咲き始めました。

画家・クロード=モネが庭に咲かせたいと夢見たスイレンです。茎が長いものが咲き始めたばかりの熱帯性のスイレンで、凛とした姿を見せています。29日は8輪咲きました。咲き始めは色が濃く徐々に淡い色になっていくため色の変化も楽しめます。4月に咲き始めた温帯性のスイレンも多く咲いていて、彩られた水面はまさにモネの描いた風景です。

スイレンを目当てに来る観光客も多く、6月はコロナ禍前以上の1万人を超える人が訪れたといいます。29日も朝から、大勢の人が訪れ、写真を撮るなどして楽しんでいました。

(モネの庭・水の庭責任者 弘井創太さん)
「やっぱり『青』は待ちに待ったものなのでとてもうれしいです。青いスイレンを目当てにみなさん来ている。いっぱい咲いてきたのでこれから喜んでもらえると思う。池のスイレンはもちろん、周りの景色と映りこんだ水の幻想的な雰囲気を楽しんでいただけたら」

夏の時期はスイレン以外にもグロリオサや、牧野富太郎博士が命名したヒロハコンロンカなどさまざまな植物が見頃を迎えています。スイレンは11月ごろまで楽しめるということです。