利用者の減少や経営難によって厳しい状況に置かれている高知市の公共交通のあり方を検討する会議が開かれました。
この検討会は10年後の高知市の公共交通について考えようと、去年から開かれています。高知市の公共交通を担うとさでん交通は、利用者の激減、運転手の高齢化やなり手不足、設備の老朽化など多くの課題を抱える中、社会インフラの確保と経営の両立が求められています。会議では路面電車の主要路線にバスなどを接続する交通体系や、経営にかかる費用の分担について話し合われました。
会議には経済や教育などを専門とする大学教授らが出席し、「利用者の人数でエリアごとに路面電車、バス、タクシーを使い分けるべき」「路面電車の文化財価値を売り出せないか」などと意見が交わされました。次の検討会は4月に行われます。