高知県と四国電力の、道路の照明灯の契約に関する手続き漏れで、約1350万円の過払いと、約360万円の未払いが生じていたことがわかりました。県が「手続きを失念していた」ということです。

高知県によりますと、2025年の6月までに、道路照明灯の設置状況と契約内容を精査しところ、過払いがあったことが判明したということです。

このため港湾や漁港などの照明灯についても確認すると、あわせて164契約に過払いと未払いがあったことがわかりました。

内容は、契約変更の手続き漏れによる過払いが128契約で約1000万円、廃止手続き漏れによる過払いが15契約で約350万円、さらに、新規契約の手続き漏れによる未払いが21契約で約360万円だということです。

県は誤払いが判明した契約については、すでに適正な契約手続きを行っていて、過払い金の返還と未払い金の支払いについては、今後、四国電力と協議を進めるということです。

原因については「契約の手続きを失念した」ということで、再発防止策に努めるとしています。