今年も、大海原でカツオの一本釣りが始まります。去年、近海一本釣りの水揚げ額が日本一となった漁船が16日、高知県黒潮町から出港しました。
黒潮町・佐賀の港からカツオの一本釣り漁に出たのは「明神水産」所有の漁船、第83佐賀明神丸です。漁を取り仕切る漁労長を務めるのは明神学武(まなぶ)さん。去年、近海一本釣り漁でのカツオ、マグロ類の水揚げ額が4億5400万円を超え、日本一に輝きました。

原油価格の高騰などで厳しい環境が続きますが、高知のカツオ文化を誇りに今年も日本一を目指します。
(第83佐賀明神丸 漁労長 明神学武さん)
「今年は、魚が結構、見えゆうみたいやきワクワクして行けるがやないかと思うけど。いっぱい釣りたいです」
家族や会社の人たちに見送られ漁船は岸壁を離れました。
「いっぱい釣ってきいよ!」
「行ってらっしゃ~い!」
「がんばってきいよー」

出発した漁船は小笠原諸島付近など黒潮海域で11月ごろまで漁を行うということです。
明神水産では去年の水揚げ額が全国3位の第88佐賀明神丸が15日出港。今月23日と26日にも次の船が出港する予定です。